有松・鳴海絞トレビアン！ パリ見本市で脚光

　【愛知県】パリで今春開かれた世界最大級の生地見本市を機に、伝統工芸品の有松・鳴海絞が欧米から熱い注目を浴び始めている。低落傾向が続く絞産業にとって、世界ブランドへの突破口になる可能性もあり、業界の期待が集まっている。

　見本市は、パリで毎年、春秋に催される「プルミエールビジョン」。世界各国の生地が紹介される国際的な商談の場で、欧米の各生地メーカーがしのぎを削る。出展審査は厳しく、日本勢は６年前から参加している。



　緑区鳴海町の浅井絞商事が、一宮市大和町の生地卸製造業、中外国島と共同開発したウールの絞生地を中外国島の出展ブースで、今回メーンに展示した。絞生地は従来、木綿と絹しかなく、現地では日本的な繊細な感性に加え、素材の柔らかさと温かさ、縮み具合や立体感が着目された。

　同商事の石川博史営業部長（５２）によると、ブースを世界各国のデザイナーやモード関係者が取り囲み、サンプルの争奪戦だった...

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（引用 yahooニュース）

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